前回のブログの続きで、上海でのワークショップ報告です。1日目のデモが終わった後、大きなものが作りたい!というゲストの希望で、合作に挑戦しました。出来上がりはズバリこちらです。
市場で見かけた箸を作る材料となる長い木のスティック。これに着色したものを使って、ゲストのみなさんに幾何学的なオブジェを作ってもらいました。それひとつでも様になる形ですが、全員の作品を最後ひとつにまとめると、とても迫力のある作品が出来上がります。
まずは作り方を説明。ワイヤーを使って、スティック上のものを立体に仕上げていきます。
さあ、それぞれ制作タイムです。
立体物と合わせる花の部分は私がいけました。主に鶏頭を使っています。実は鶏頭の色に合わせて、スティックを着色していました。
みなさん、それはそれは熱心で、真剣に見てくれます。
花とのバランスを考えながら幾何学的なオブジェをどんどん積み重ねていきます。
出来上がった作品のこちらの向きも私としては気に入っています。
みんなでできあがりを喜びあいました。
1日目の最後は、記念撮影大会でした。
デモと合作、これにて1日目は終了です。さて、次は2日目へ。2日目は、個人作を作ってもらうことにしました。
1人2作作ってもらいます。今日は、実際に剣山を使うとあって、みんな熱が入っています。
あちらの花市場で、剣山を購入できました。ただ生け花用の花ばさみは無理でした。
まず1作目は「直線」を意識しながらいけてもらいます。生け花の要素で「線」はとても大切なものなので、まずは植物の線を意識してもらうところから。
長いトクサで空中に線を描いていきます。
トクサの折り方、剣山の使い方なども説明。
さあ、挑戦です。そして、みなさん意外にとても上手。
みんなの「直線」を意識した作品の数々。
2作目は「曲線」を意識して。
サンゴミズキの小枝をすべて整理して、まっすぐの線を1本作ります。
それをためて(曲げて)美しい曲線をいけていきます。
みなさん、制作中。だんだん慣れてきて、「どんな日本人の俳優が中国で人気か」とかそんなカジュアルな話題でも盛り上がりました。
できあがり作品たちです。
最後にゲストの方と記念撮影
今回私を呼んでくれた花会社の社長2人。若いんです。そして、すでに会社が大成功。
アシスタントを務めてくれたティムとヴィヴィアン。夜遅くまで一緒に働いてくれました。
なんとデモやワークショップの様子は中国のネットで動画配信され(生中継)、11万2424人の方に見て頂きました。この数字にとにかく驚きました。
ネットメディアにインタビューもされました。
インタビュー記事はこちら。(全文中国語ですが、写真が楽しめます)
https://c.m.163.com/news/l/153196.html?spss=newsapp&spsw=3&spssid=1abb70cdd431f1705a89bac780061dcd&from=singlemessage&isappinstalled=0
ネットの記事でデモの様子もあがっています。
http://mp.weixin.qq.com/s/WONRKR09LL1ZTmbkXUIf4A
以上、駆け足で上海でのイベントを振り返ってみました。Facebookのほうのアルバムには、もっとたくさん写真を上げています。もしお時間があればぜひ!
Facebookの上海アルバムはこちら!
一気に書いてながーい記事となってしまいました。お付き合い、ありがとうございました。