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映画「となりの怪物くん」でいけばな装飾

2018.4.25 16:14

去年いけばな装飾させて頂いた映画「となりの怪物くん」がいよいよ公開となります。今飛ぶ鳥を落とす勢いの菅田将暉さんが主役の青春映画で、菅田さん演じるハルの実家をいけばなで装飾しました。

映画の公式サイトはこちらです。→http://tona-kai.jp/

主人公のハルは決して実家にいい思い出を持っていません。なぜならお父さんの「支配欲」「権力欲」があまりに強く、その支配下に置かれていたからです。ですので、どちらかというと暗い思い出の一幕で、実家が登場します。美術監督さんからは、「いやーな感じ」にいけて欲しいとリクエストがありました。ので、「なんだか、ぞっとするいやーな感じ」のいけばなをいけています(笑)こういうテーマであまりいけることがないので、とてもやりがいがある、というか、ものすごく楽しい! いけばなって、様々なものを表現できる、その可能性を身をもって知れるというか。綺麗なだけではなく、負の表現もできるのです。

ひとつめはこちら。和室です。

ラグの上で子ども時代のハルが本を読んでいる設定です。

後ろから襲いかかってきそうないけばなを制作してみました。お父さんの支配を自分なりに表現してみたつもりです。

花材は、しだれ桑を中心に。着色ルトジが赤い血管のようにも見えるかしら、と意図的に使ってみました。

もう一作は、リビングルームで。

子どもだった主人公があることをされる象徴的なシーンです。

少し、制作風景を。美術監督さんと打ち合わせ。棚の上のもう少し小さいスペースだったのですが、気に入って頂いて、大きく使わせてもらいました。ありがたいです!

赤い直線的なラインは、着色のオガラです。

こちらは和室のほうの制作過程。花は大きめのルピナスが触手のようにも見えるのでは、と狙っていけています。赤い花はグロリオーサです。

劇場に足をお運び頂ければ、とてもとてもうれしいです!よろしくお願いします。

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