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アメリカ・ミネアポリスでいけばなデモンストレーション開催

2016.8.30 23:15

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無事アメリカでデモンストレーションを終えて帰ってきました。が、なんとも筆を持つのがかったるくて、というか筆ではないので、パソコンを開けるのがめんどうで、なかなかブログの更新ができずにいました。
何度も書くようですが、生徒のみなさん。フェイスブックに登録してみてください。メルアドしかいりませんので。そちらのほうで、随時記事の更新を行っています。もはやアメリカからデモの写真とかをアップしていました。こちらのブログは、縮小傾向にあります。
時代ですね。

アメリカのミネアポリスというところでデモンストレーションを行いました。次女がそこにある大学に入学することになり、その入学式やらもろもろに出席するために訪れたのですが、ただそのためだけに行くのでは飛行機代がもったいない!と、その地域の一番大きなフラワースクールに連絡を取ってみたのがはじまりです。
「ぜひ、いけばなのデモンストレーションをやってよ!」というお誘いを受け、あちらでは、フラワースクールと大学をバタバタとタクシーで往復する毎日でした。

そこは、大きな倉庫のようなビルに卸売市場と資材売り場があり、またお花学校もあるという多角経営の花関係の会社でした。学校の運営責任者で会社の経営者でもあるアディス。彼女が私のデモを企画してくれ、そして、ホームステイまでさせてくれました。
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右側の女性です。68歳とは思えぬパワフルぶり。今では私の大切な友だちです。
会場は、卸売り市場の一角をみなで片づけてくれて、急きょデモ会場にしてくれました。来てくれるゲストのみなさんは、市場に出入りしているお花を商売にしている人ばかり。でも、いけばなのことはほとんど知りません。「よし!」と気合が入ります。

1時間半、全部で12作品デモをしてみました。
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まず、はじめは「一枝一花」の美について。あちらのフラワーアレンジは、大量の花を使います。でも、少なく使うことで表現できる美もある、ということを話しました。たくさん葉のついた枝をどんどん整理していき、究極1枚の葉を残すと、何が表現できるのか、そんなことをみんなの前で実演しながらデモ。

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2作品目のテーマは、「今日からあなたもできるいけばな」 平凡なガラスの花器に、葉を工夫していれ、スペースに遊びをつけることで、簡単にだれでも「いけばな」ができることをデモ。親近感をもってもらいたくて、はじめはあまり難しくない作品、「あ、私もやりたい!」と思ってもらえるような作品にしてみました。
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使っている葉は「ハラン」 寿司屋さんで寿司を載せる葉、というと、「おー!」と会場も納得したよう。殺菌作用をもっているんですよ。いけばなではよく使う花材ですが、その表面の光沢感が美しい特徴のある葉です。

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3つ目は、スチールグラスの線をいかして。フラワーアレンジの世界では、どうしても脇役の葉を、主役に使うことで、「葉の魅力」をアピールしたくて。普段見慣れている花材だけど、その使い方の違いに、会場からは大きな驚きを頂きました。
アメリカのデモは反応が大きいから好き!こちらもやりながら、のってきます。
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4作品目のテーマは「生きている彫刻」 モンステラの葉を使って、オブジェ的なものを作ってみました。こちらはビデオがあります。

5作めは、カスミソウの作品。
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カスミソウと黄色いワックスフラワーで大きな花束を作り、上からクレマチスの線をのせ、最後に「ミドリノ」というスティック状のカラフルな棒を左右から差し込んで変化を与えました。
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6作目は、紫陽花とアレカヤシの作品。
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アレカヤシをいろいろな形に変えて、同じ花材ながら表情の違いを引き出し、最後にサンゴミズキで大きな輪を空中に描くことで、空間に緊張感を生み出します。
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7作品目。流木の素朴さを全面に。緑の花のように見えるのは、アンティチョークという野菜です。オレンジ色の花は極楽鳥花。
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8作目は赤という色に注目して。
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High Bush Cranberry という赤い実をふんだんにいけました。
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9作目は幾何学的な不思議な形の花器を意識して、幾何学的な構成を。
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緑の線のようなものは、「とくさ」という花材です。
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10作目。英語では「Earthy Structure」と言ったのですが、日本語だと、なんというか大地の力を感じるような作品を目指して、というところです。
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木でできたような不思議な花器を見つけたので、そこに蔓のドライになったものをスクリュードライバーで固定するところから始めました。
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11作目。市場で売られていた古木を利用して。
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2メートル以上ある古木。上の枝ぶりのいいところを使うときに下の部分は切って捨てがちですが、あまりに美しい質感なので、切った部分をいろいろ組み合わせて花留め使うといいですよ、みたいな提案をしました。
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そしていよいよ12作目。
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雲竜柳を留め代わりにして、秋を意識した大きな作品作って、最後としました。
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デモが終わるとオークション開始。サイレントオークションといい、それぞれの作品の前に紙が置いてあって、希望購入価格をゲストの方が書き入れていきます。一番の高値を書いた人が最終的に落札する仕組み。
元来いけばなは「場にいけるもの」で、移動するものではないので、こうやってオークションされて、その後各お家に持ち帰られる作品を作る、というのは初めての経験でした。課題山積みでしたが、とてもいい経験をさせてもらいました。
持ち帰りやすい、お家で再現しやすい作品を作ったつもり。オークションすることで、花代や花器代金を回収しよう、というアディスの試みです。そうすることでデモができるなら、みなさんに「いけばな」を知ってもらうことができるなら、私としても喜んで、という気持ちで承諾しました。

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みなさんに感謝のご挨拶
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デモを企画・運営してくれたアディス
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こちらは、当日ずっとアシスタントをしてくださった芳江さん。芳江さんは草月の先生で、この卸売市場にお花を買いに来ていたことから、アディスが声をかけ、お手伝いしてくれることになりました。
アディスはまた市場に来ていたいけばなインターナショナルのミネアポリス支部の支部長にも声をかけてくれ、そちらのみなさんもデモに来てくれました。輪がどんどん広がっていった感じです。芳江さんは、この地でずっと草月の先生をしている素敵な大先輩。3日間ほど、お家にもホームステイさせてもらいました。本当にいろんな方のお世話になっています。

かなり長いブログになってきたので、そろそろこのへんで。
もっと詳しくはフェイスブックに作ったアルバムをぜひ見て頂けるとうれしいです。
ミネアポリス・デモ 写真アルバム

次回は、番外編。デモ以外のミネアポリスの様子を少しレポートできればと思います。

陶芸に挑戦

2016.8.10 12:57

草月流の本部で、夏にいろんな分野の芸術家の方にアートを教えてもらう「サマーセミナー」という先生向けのイベントがあります。
今年は、陶芸に挑戦してみました。人生で3度目。
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これは焼く前なので、出来上がりの色は違い、下半分は白に、上半分は淡い緑色になる予定です。
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上のほうにガラスが埋められているのがわかるでしょうか? このガラスが窯の中で溶け、ちょうど溶岩が溶け出すような形に上の部分が変化する予定です。どうなるか、本当の仕上がりは焼いてみないと分かりません。

桑田卓郎先生という若い陶芸家の方が教えてくださいました。このガラスを使うというのは非常にレアな手法で、ガラスが溶け出すため窯を傷めるやもしれず、非常にリスキーな技術らしいです。
先生の作品は例えばこんな感じとか
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こーんな感じとか。
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こちらが先生。陶芸の世界に新しい風を起こしているすごい作家さんなのに、全然気取らなくて気さくに教えてくれて、いろいろな意味でびっくりです。こういう芸術家の方は、ちょっと近寄りがたいような空気があるのかな、とそんな偏見を抱いていました。
ものすごく謙虚で気さくな先生でした。
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できあがりは、10月末頃。また出来上がったら、ご報告します。

話が変わりますが、いけばなインターナショナル東京支部の財務理事のお役をこのたび任期満了で終了することができました。
Presidentから感謝状を頂きました。
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分からないことだらけでしたが、他の理事の皆さんに助けて頂きながら、お仕事を終えることができて感謝しています。
頂いた写真の中から一番の思い出写真を。
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未生流笹岡のお家元のデモンストレーションで通訳をさせて頂いたときのもの。
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他流派のデモということで、どんな話をされるのかも分からずドキドキで、しかもスライドを見ながらずっと1時間お話しされるということで、一体この大役を果たせるのかどうか、本当に緊張したのを覚えています。お家元の本を買いあさって勉強しました。

さて、先日、私の師匠、富田双康先生が、90歳を迎えられました。それを祝う卒寿の会があり、発起人の一人として司会を務めさせてもらいました。
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初代家元のころからずっと75年、ずっと生け花の道を究めてきたきた先生で、草月流の生き字引のような人です。
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就職したてのころより、転職、結婚、出産とずっと30年近く私を見守ってくださり、もはや花を見てもらっているのか、人生をみてもらっているのか、というぐらいの師匠です。自分の娘が、私が弟子入りした21歳になり、年月の移り変わりを感じます。
その師匠の言葉。
「私は、卒寿は人生の折り返し地点だと思っております」
なかなかこんな90歳はいません。私なんかまだ人生、はじまってもいないぐらいです。前に進む勇気をもらえました。

まだまだ、精進して頑張りたいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

夏の作品

2016.8.10 12:55

私の最近の作品をいくつか。
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ガラスの花器の中に花を入れ、ガラスの見せる屈折の面白さとカスミソウの広がりの優しさを対比させてみました。

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これはモンステラという葉を切って、折り曲げたりして、不思議な立体構成を制作してみました。

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グロリオーサの葉のユーモラスな可愛さを表現したくて。

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スグリの実とグロリオーサの花が一緒に遊んでいるような。

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ドウダンツツジの爽やかさで夏を表現。

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家の庭から取ったビブルナムとアレカヤシを組み合わせて。

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それぞれの花材の形の違いを際立たせて。

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「かくれんぼ」

さて7月で代々木上原教室は終了し、9月から表参道に引っ越します。最後の代々木上原教室の日、いろんなことがあったなあ、としみじみと感慨深かったです。
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こちらは私がいけた夏のお迎え花。ちょうど2年、ここで教室をやったことになります。花器ショップの立ち上げに相談に乗ってもらいたい、という1本の電話から、一緒にオリジナルの花器を制作し、お教室もやらせてもらいました。
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花器ショップ「kaki-shop」は続きます。どうしても手狭になったことが引っ越しの理由です。
花器ショップのホームページ
ショップのほうはどうか引き続きよろしくお願いします。
9月からはみなさん、間違えないで表参道のほうへ来てくださいね。おしゃれなキャットストリートのすぐ脇ぐらいです。
詳しい場所はHPに載せていますので。「キャットストリートギャラリー」というとてもおしゃれなギャラリーです。

さて、8月はお休み。8月下旬に次女がアメリカの大学に入学するので、その入学式ならぬオリエンテーションに出席するため、アメリカに飛び立ちます。
10日間ぐらいの滞在なのですが、ただ行って帰ってくるのではもったいないな、と思っていたら、その町に大きなフラワーデザインスクールがあるのを発見。もちろん生け花ではないですが、何かアイデアのヒントにもなるかもしれないので、そこで少し勉強させてもらおうと連絡を取ったりしていたら、校長先生のご厚意でそちらで「いけばなデモンストレーション」をやらせて頂くことになりました。
こちらがその学校。
Koehler and Dramm floristy Institute

はじめはクラスルームでやるようなそんなに規模の大きくない話だったのに、どんどんなんか規模が拡大して、大きなイベントになりそうです。
こちらが告知ページ
ikebana Demonstration
ああ、私の顔がでかでかと。なんか緊張してきました。学校の卒業生や生徒、はたまたいけばなインターナショナルの会員の方にまで招待状を送ってくださったそうです。
宿泊は、なんと校長先生のお家にホームステイすることになりました。だだだーと、いろんなことが決まっていきます。アメリカな感じ。でも、校長先生のお宅が、娘の大学まで歩いて10分ぐらいなのは、めちゃくちゃラッキーです。もう、行ったり来たりです。

基本いけばなを知らないアメリカ人の方へのデモなので、これは燃えますね。「クールジャパン」を広めてこないと。
出来上がった作品は会場のお客様にオークションで売られるそうで、そういうのも、初めてです。
熱い夏になりそうです。

では、みなさま、素敵な夏をお過ごしくださいね。9月にお会いできるのを楽しみにしています。

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