第106回草月いけばな展

第106回草月いけばな展に出品いたしました。
ご来場くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
本作品は、今年1月に逝去された陶芸家・加藤清之先生の花器にいけさせていただきました。
陶芸を教えていただいた日々を思い返しながら、
先生の魂が今もこの器に静かに息づいているような思いで制作しました。
花をいけることで、器の奥に眠る創造の記憶が目を覚まし、
命が再び立ち上がる瞬間を形にしたいと願いました。
花材はトクサと流木。
花器に刻まれた幾何学のリズムに呼応するよう、トクサを構成し、青を纏わせています。
そして、一羽の青い蝶を添えて。
それは命の象徴であり、
時を超えて舞い戻った、先生の魂の化身。
花器に宿る創造の炎が、今も生き続けていることの証として。




